自動ステージ
ガイダンス
回転ステージ精度測定
位置精度
基準位置より、移動量のほぼ全域にわたって一方向に一定間隔で順次位置決めを行います。
それぞれの位置決め地点での実測値と目標値の差を求め、その最大及び最小の差を位置決め精度とします。
ステージの任意の位置に対して、同方向から複数回位置決めを行い、停止位置のズレ幅の最大値を求めます。
そのうちの最大値を繰返し位置決め精度とします。
ステージの任意の位置(両端・中心等)に対して、正方向及び負方向へ複数回位置決めを行い、停止位置のズレ幅の平均値を求めます。
そのうちの最大値をロストモーションとします。
ステージの任意の位置において、正方向及び負方向へ一定荷重をかけます。 その際の各方向へのズレ量の合計をバックラッシとします。
動作精度
回転ステージを1回転させた時の、回転テーブルと取付ベース面との高さ方向の変位量の最大値を表します。
回転ステージを1回転させた時の、理想の回転中心と実際の回転中心の差を同心度と表します。
最大ロストモーション | 0.0163° |
繰返し位置決め精度 一方向位置決め ↑ ↓ |
0.0022° 0.0009° 0.0168° |
位置決め精度 | 0.0330° |
Error per Rotation (maximum) | 2.60° |
面揺れ精度 平行度 同心度 |
12µm 27µm 8µm |
姿勢精度
単位モーメント荷重をかけた時の、ステージの姿勢変位量を表します
ステージ上のテーブルを固定した状態における、ベース面との平行状態を表します。
最小応答分解能(MIM)
ステージの任意の位置(両端・中心の3か所)にて微小な位置決めを行い応答する分解能を最小応答分解能とします。
検証方法としては各位置にてステージプラス方向(CCW方向)に10ポイント、ステージマイナス方向(CW方向)に10ポイント微小位置決めを行い、応答性を確認します。
検証には、直動ステージの場合:静電容量センサ、
回転系ステージの場合:オートコリメータを使用して微小な応答を確認します。