手動ステージ
ガイダンス
ゴニオステージガイド
ステージ上面の中央に回転中心を持ち、 その中心を支点とし円弧駆動するステージです。
姿勢調整や補正または試料の傾斜・回転に使用します。ガイド機構や送り機構の異なる製品をラインナップしております。
構造と特長
アタッチメントピン
アタッチメントピンを使用することで組付け調整時間の短縮を実現します。
発送は郵送に限らせていただきます。
- GOHTシリーズのステージ中央部にアタッチメントピンを取リ付けて、2台のゴニオステージの中心位置を合わせることでαβ軸の組付けを容易に行うことができます。
- 単軸同士に組付けに限らず、機器や装置へ取リ付ける際の位置決めにも最適です。
品 番 | GOHT-AP-10 | 数 量 | カート |
価格〔¥〕 | 1,000 | ||
適応製品 | GOHT-40、60 | ||
主要材質 | SUS303 | ||
表面処理 | 無 | ||
入数〔個数〕 | 10 | ||
質量〔kg〕 | 0.0005 |
ボールガイド方式(GOHT・GOHTAシリーズ)
シグマ光機独自の加工技術を基に開発された製品です。
- 高精度
- 高耐荷重
- 高剛性
- 高耐久性
4列接触構造により高耐荷重と高剛性を実現 (V溝に比べ13倍の剛性)
図-1で示すように、ボールガイドは円弧に沿った加工を施すことでR溝となっているため、ボールとの接触がよくあらゆる方向の荷重に対し、安定した負荷能力があります。
長寿命でメンテナンスフリー
図-2で示す内容は、R溝と平面における圧力分布を示すものとなっています。
図のようにR溝にかかる圧力は分散し内部までかかっていません
これにより金属の疲労や摩耗を軽減しています。
独自の加工技術により本体とガイドの一体構造を実現
図-3、これまで主流であったクロスローラタイプのゴニオステージでは、本体とガイドが二体構造であった為、部品点数が多く組立による誤差やバラツキが発生し、最も重要な回転中心が角度を振った時にズレるといった移動誤差が生じていました。
図-4は、当社のゴニオステージは、ガイドと本体を一体構造にすることで組立による誤差やバラツキを加工精度で補うことに成功し回転中心変位量の精度が向上しました。
回転中心変位量
当社ボールガイドゴニオステージ φ0.007mm以下
他社製クロスローラゴニオステージ φ0.01mm以下
参考
回転中心変位置の測定方法
移動テーブルにマスター球をとりつけ、始点から終点までの一定方向に順次位置決めを行い、マスター球の位置を三次元測定機で測定する。その座標データから、円軌道の振れ幅を求めて回転中心変位値とします。