光源
ガイダンス
コントローラ内蔵 超小型全固体レーザ(UV~IR)
OBISシリーズは、UVからNIRまで幅広い波長レンジをカバーし、小型化と簡易操作性を同時に実現した画期的なレーザです。
OBISシリーズのいずれの波長モデルも同パッケージ、同機能のため、お客様自身で短時間で波長の切り替えができます。また既存の装置上で新しい波長モデルに交換する際も、装置設計を変更する必要がないので、低コストにて交換が行えます。
制御部分は、全てレーザヘッド内に内蔵した超小型設計を実現しており、DC電圧を接続するだけで動作をスタートさせることが可能です。
OBISシリーズ
ライフサイエンスやその他の応用分野において、多数の波長モデルを組み入れなければならないニーズに
応えることができる光源です。
直接変調機能を標準装備しています。
インターフェースオプションを用いることで、より簡易な設置と操作性を可能にします。更に、キースイッチを備えたOBISリモートは、お客様でも安心してご使用いただくために安全対策が施されており、CDRHに対応しています。
OBISFP(ファイバー出力モデル)
出力端に標準FC/APCコネクター付きの1mの偏波面保持シングルモードファイバーを採用しているため、ファイバー出力時にも優れた空間モード質を維持しつつ、かつ長期にわたる安定した発振出力を実現します。ライフサイエンスや計測、検査などの応用において、装置化する際にレーザ光をファイバーで伝送したいというニーズに最適なファイバー出力モデルです。
品番の指定方法
OBISシリーズは、波長により2種類の異なる技術を採用しています。
LXモデルは「レーザダイオード技術」、LSモデルは「光励起半導体レーザ(OPSL)技術」を採用しています。
レーザダイオード技術
OBIS LXモデルは、産業用レーザデザインをリードするダイオードモジュールです。ESD対策が施されており、TEC(サーモエレクトリックコントローラ)を用いて熱的な制御を行うことにより安定化が図られています。更には、ユニット間のばらつきの少ない優れた空間モード性能を実現しています。
光励起半導体レーザ(OPSL)技術
OBIS LSモデルは、コヒレント社の独自技術である光励起半導体レーザ(OPSL)技術を利用しており、当技術は従来の固体レーザでは実現し得なかった、小型、高出力、低コスト、高性能、高信頼性を同時に実現する技術として注目されています。OPSL技術を用いた製品はすでに35,000台以上の導入実績と、50,000時間以上のフィールド動作実績を誇る注目の次世代レーザとして認知されています。
OBIS LSシリーズの特徴
- 高信頼(信頼性の高い半導体ベース技術採用。50,000時間以上のフィールド動作実績)
- 波長選択可能(半導体チップの設計により、幅広いレンジの波長発振のレーザを実現可能)
- 出力可変時に優れたモード特性を維持(励起媒体が非常に薄い(数ミクロン)ため熱レンズの影響を受けません
- 低ノイズ性能(励起寿命が非常に短い(nsオーダー)であるため“グリーンノイズ”が生じません
詳細は営業までお問合せください。
OBISリモートコントローラ(CDRH対応、オプション)
品名 | シングル・リモート | 6レーザ・リモート | Laser Box | サイエンティフィック・ リモート |
外観 | ||||
CDRH対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
キー スイッチ |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
インターロック | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
個別制御できるレーザの台数 | OBIS1台 | OBIS最大6台 | OBISFP最大5台 | OBIS最大6台 |
ディスプレイ(タッチスクリーン) | - | - | - | |
内蔵 スピーカー |
- | - | - | ◯ |
アナログ 変調入力 |
◯ | - | ◯ | ◯ |
デジタル 変調入力 |
◯ | - | ◯ | ◯ |
レーザ への接続 |
SDRケーブル | 2ピンのパワーケーブル | ボックス内にレーザを搭載 | SDRケーブル |
RS-232 | ◯ | - | ◯ | ◯ |
USB | ◯ | - | ◯ | ◯ |
Ethernet | - | - | - | ◯ |
内蔵電源 | - | - | - | ◯ |